SEO対策の一環として、内部対策の施策を検討している方も多いのではないでしょうか。サイト内部を正しく構築することで、検索エンジンから高い評価を得られます。
しかし、「そもそも内部対策ってなに?」「内部対策で有効な施策って何があるの?」などの疑問が出てくるでしょう。
そこで本記事では、SEO内部対策の概要や外部対策との違い、有効な施策について解説します。
目次
SEO内部対策とは?
SEO内部対策とは、HTMLタグやリンクなどWebサイト・コンテンツ内部を改善して検索エンジンからの評価を高める施策です。
外部対策はうまくいけばすぐに結果が現れるケースもありますが、内部対策は反映に時間がかかるため疎かになりがちです。
しかし、内部対策で手を抜いてしまうと、コンテンツが検索結果の圏外になる可能性もあります。
外部対策との違い
内部対策と外部対策の違いは、Webサイトやコンテンツの対策範囲が異なる点です。
内部対策はWebサイトやコンテンツのHTMLタグやメタディスクリプションなど、内部を最適化します。
外部対策とは、被リンクの獲得など運営側だけでは難しい、外部の最適化を施す施策です。外部対策は他のサイトから被リンクを獲得する必要がありますが、内部対策は自社だけで施策の実行が可能です。
そのため、SEO対策を施す場合は、内部対策から実行すると良いでしょう。
内部対策を実施する重要性
検索エンジンは「クローラー」と呼ばれるAIを利用して、Webサイトやコンテンツを確認しています。クローラーはWebサイトやコンテンツの情報をHTMLタグやaltタグなど、プログラム言語で読み取っています。
良質なコンテンツを複数作成していた場合でも、内部対策が施されていなければ検索上位に表示されることはできません。
そのため、内部対策を実行することで自社Webサイトやコンテンツがクーローラーに正しく認識され、良質なコンテンツであれば検索結果の上位に表示できます。
SEO内部対策①
クローラーの巡回頻度を向上させる施策
内部対策としてクローラーの巡回頻度を向上させる施策は、以下の5つです。
- XMLサイトマップの作成
- URLリンクの最適化
- パンくずリストの設定
- SSLの適用
- robots.txtファイルの作成
XMLサイトマップの作成
XMLサイトマップの作成とは、Webサイトの構造やコンテンツの位置を検索エンジンが正確に理解するためのファイルを作成することです。
クローラーがWebサイト全てを確認するには時間がかかるため、XMLサイトマップを作成しておくことで素早く正確に把握できます。
XMLサイトマップの作成はコンテンツ・ページが多いほど複雑になりますが、専用のプラグインやツールを利用すれば簡単に作成が可能です。
URLリンクの最適化
URLリンクの最適化とは、コンテンツ内の内部リンク設定や複数あるURLを統一することです。
関連するコンテンツが複数存在する場合は、内部リンクを設定しておくことで、クローラーが巡回しやすくなります。
関連性の高いコンテンツが繋がっていることでユーザーもサイトを回遊しやすくなります。また、重複したURLが存在する場合は一つに統一して正規URLに変更しましょう。重複URLが存在する場合はクロールの回数が減少し、SEOにマイナスな影響を与えるため注意が必要です。
パンくずリストの設定
パンくずリストの設定とは、サイトのどの部分を表示しているか表示する機能です。パンくずリストを設定することでクローラーのサイト回遊を助けます。
また、Google社の公式見解でもパンくずリストの設定は推奨されているため内部対策として実行しましょう。
例) セーフリー > 業者向けコンテンツ > SEO内部対策とは?
SSLの適用
SSLとは、「Secure Sockets Layer」の略で、WebサイトのURLをhttpsに変換し暗号化することを指します。
URLをhttpsに変換することで情報が暗号化されるため、個人情報やデータが盗まれるリスクを低くします。
ユーザーを悪質な攻撃から守ることができるため、検索エンジンからの評価が向上します。SSLは契約しているサーバーから変更できるため、管理者に依頼するようにしましょう。
robots.txtファイルの作成
robots.txtとは、クローラーに確認して欲しくないページを指定するファイルのことです。
robots.txtファイルを作成しておくことで質の低いコンテンツやリンク切れのページなど、読み込まれると検索エンジンの評価が下がる部分を非表示にします。
ただし、robots.txtファイルは複雑な手順が発生するため、エンジニアや管理者に作成を依頼しましょう。
SEO内部対策②
検索エンジンに内容を正しく伝える施策
内部対策として検索エンジンに内容を正しく伝える施策は、以下の3つです。
- 対策キーワードを含める
- メタディスクリプションの最適化
- 見出しタグの最適化
対策キーワードを含める
h1にあたるページタイトルは対策キーワードを含めるようにしましょう。
狙っているキーワードがある場合は、積極的に対策キーワードをhタグに設定することで検索エンジンに理解してもらいやすくなります。
タイトルを32文字以下に設定することや対策キーワードを前に寄せるなど、ポイントを抑えておきましょう。積極的にhタグへ対策キーワードを入れることで、検索エンジンとユーザーにわかりやすく情報を伝えられます。
メタディスクリプションの最適化
メタディスクリプションとは、Webページの概要をまとめた部分です。タイトルだけでは把握しきれない情報を記載することで、検索エンジンとユーザーに伝えたい情報を届けられます。
メタディスクリプションにも対策キーワードを記載することで、より検索エンジンに認識してもらいやすくなります。
PC画面は90〜120文字、スマホ画面は70文字表示されるため、これに収まるよう記載しましょう。
見出しタグの最適化
Webページやコンテンツで使用する見出しタグは階層構造を最適化しましょう。
見出しタグは<h1>〜<h6>の6階層まで種類があります。見出しタグの数字が若い順に階層設定することで、クローラーに適切な情報を届けられます。
また、ページに挿入する画像はaltタグを使いましょう。altタグとは、画像が何を表しているのか検索エンジンに理解してもらうためのテキストです。人間は画像を見ただけで内容を把握できますが、クローラーは画像をテキストで表示しているため、どのような内容か把握できません。
そのため、altタグを使用して適切な情報を届ける必要があります。
SEO内部対策③
ユーザービティを向上させる施策
内部対策としてユーザーリビティを向上させる施策は、以下の3つです。
- 文字・画像サイズの最適化
- ページ表示速度の高速化
- モバイルファーストインデックスへの対応
文字・画像サイズの最適化
ページ内に表示される文字・画像は、ユーザビリティを向上させるためにも最適化しましょう。
文字のサイズが大きすぎたり小さすぎる場合は、ユーザーに読みづらい印象を与えてしまいます。
また、ページ幅に合っていないなど、視認性や信頼性が低いと離脱率が上昇してしまいます。そのため、表示させる文字・画像サイズは、PCやモバイル端末で適切に表示されているか確認しましょう。
ページ表示速度の高速化
Webページの表示速度を高速化することで、ユーザーの離脱率を低下させられます。
Google社の調査では、ページ表示速度が3秒以上の場合、1秒に比べて約30%も直帰率が増加しています。
数秒ページ速度が遅くなっただけでも、ユーザーはWebサイトから離れてしまいます。そのため、ページに挿入する画像サイズの圧縮や外部ツールを利用した速度調査を行いましょう。
問題点を把握して、ページの表示速度を最適化することで、ユーザビリティを向上させられます。
モバイルファーストインデックスへの対応
モバイルファーストインデックスとは、2018年にGoogle社が発表した内部対策の要素です。
従来まではPC用サイト表示がSEO対策として重視されていましたが、モバイル端末の表示を元に検索順位を決定すると発表しています。
つまり、PCから閲覧しているユーザーが多いWebサイトでも、モバイル対応していない場合は検索エンジンからマイナス評価が下されることになります。
モバイルファーストインデックスに対応しているかはGoogle社が提供するサーチコンソールで確認できます。内部対策を実施する際は、モバイルユーザーに対応したWebサイト構築が必要と言えます。
SEO対策で見込み顧客の獲得を狙う
以上、SEO内部対策の概要や外部対策との違い、有効な施策について解説しました。
内部対策を実施することで、検索エンジンからの評価が高まり、検索結果の上位向上が見込めます。
項目が複数ある施策ですが、全て対策を施すことで検索エンジン型の高評価を期待できます。SEO対策の一環として、まずは内部対策から始めるためにも、制作会社に相談してみてはいかがでしょうか?
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