SEO対策とは、検索エンジン最適化と訳され、検索サイト上で上位表示されるように行う対策のことを指します。
webサイトからの流入や集客をねらう場合、SEO対策が欠かせないということは聞いたことがあるかと思います。
しかし、具体的にどのようなことをすれば良いか分からないという悩みがあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、SEO対策の中でも特に外部対策について解説していきます。
目次
SEO外部対策とは?
SEO外部対策とは主に、他のサイトからリンクを獲得することを指します。
質の高いコンテンツを発信して、外部から評価してもらい、検索エンジンからの評価を高めることが外部対策の目的です。コンテンツの質が高ければ、外部サイトから被リンクやサイテーションを獲得できるため、検索エンジンからの評価を向上できます。
主な外部施策
- 被リンク施策
- サイテーション
- SNS施策
内部対策との違い
SEO外部対策と内部対策の違いは、施策を実行する範囲が異なります。
SEO外部対策は、他のサイトなど外部からの評価獲得を目指します。内部対策はサイト自体にSEO対策を施すことです、
外部対策を行う前にまず内部の対策から行うことがお勧めです。
参照:SEO内部対策とは?
SEO外部対策を実践するメリット
次にSEO外部対策を実践するメリットを紹介します。
SEO外部対策を実践するメリットは下記の二つが挙げられます。
- ページランクの向上
- インデックスの促進
ページランクの向上
SEO外部対策を行うと、ページランクが向上します。
質の高いコンテンツは、参考として引用にされたりSNS等で共有される場合があります。正当に被リンクを多く獲得しているサイトはGoogleの検索エンジンによって情報の正当性、権威性等の観点から信頼できると評価されているサイトと判断されます。
2022年現在では、Googleのアルゴリズムのアップデートによって、関連性の低い被リンクの効果は薄くなっています。権威性や信頼性の高いサイトからの被リンクがページランクの向上に繋がります。
また、ページランクを向上させるには、コンテンツの専門性・独自性など、ユーザーにとって価値のある情報の提供や検索意図に対する回答が正確に返せているかが重要です。
インデックスの促進
SEO外部対策が充実していると、インデックスされやすくなるというメリットもあります。
インターネット上で人気の高いURLほど、Googleのインデックスで情報の新しさが保たれるよう頻繁にクロールされる傾向があるためです。
インデックスを促進させるにはニュースフィードやコンテンツで更新
SEO外部対策を実践する際の注意点
SEO外部対策を実践するメリットをお伝えしたところで、次は注意点についても紹介します。
注意点は以下の二点です。
- ブラックハットに注意する
- SNSだけの流入は避ける
ブラックハットSEOに注意する
外部対策の方法として存在するブラックハットSEOはペナルティの対象です。
ブラックハットSEOとは、検索順位を決定するアルゴリズムの穴をついて、不正に上位表示させるSEO対策です。
具体的には以下のような方法があります。
- 自作サイトを作成しリンクを貼る
- 被リンクの購入
- 過剰なリンク交換
このようなブラックハットSEOはペナルティの対象で、サイトの価値の低下に繋がります。
SNSからは有効な被リンクにならない
SEOだけでなく、SNSからコンテンツ流入を狙うマーケティング手法もあります。
しかし、SNSで獲得したリンクにはSEOに直接的な影響がありません。TwitterやInstagramのリンクには、検索エンジンへ評価できないタグ(nonfollowタグ)が付いており、検索結果に反映されません。
他方、SNSからの流入は、サイト内を調整していれば滞在時間やセッション数等に良い影響を与える可能性もあります。
そのため、被リンクやドメインランクに直接的な関係はないですが、間接的には非常に重要な項目と言えます。
SEO外部対策を実施する方法
SEO外部対策を獲得する主な方法は
- 良質なコンテンツを作成する
- 関連サイト同士で紹介サイトを作成する
- 外部メディアへの寄稿
の三つです。
良質なコンテンツを作成する
外部からリンクを獲得するには、良質なコンテンツを作成するのが一番の近道です。
良質なコンテンツは引用や参考として共有され、自然と共有され外部リンクが増えていきます。
また、継続的にコンテンツを作成することでユーザーとの信頼が生まれ被リンクを獲得しやすくなります。被リンクを獲得することで、さらに上位表示されやすくなるという好循環が生まれます。
関連サイト同士で紹介コンテンツを作成する
関連するサイトやサービス同士が、お互いのSEO外部対策のために紹介コンテンツを作成するという方法もあります。
相互に外部リンクを獲得することができるので、お互いにとってwin-winとなるSEO外部対策の方法です。
例えば、自サイトに関連する自治体や企業の紹介記事を書くことで、その記事のリンクを掲載してもらうという方法があります。
関連するサイトからの被リンクはSEO外部対策の効果が高いことも魅力です。相手に提案して、お互いにとってメリットのある取り組みにしましょう。
外部メディアへの寄稿
関連性のある外部メディアで取り上げられるというのも有効な手段です。取り上げてもらう先が信頼性のあるメディアであればあるほど、自サイトの評価は高まります。
実際に外部メディアへ寄稿してもらうためには、サイトの運営者に自分から営業の連絡を行い寄稿させてもらうケースが多いです。問い合わせフォームや運営者のSNSなどに連絡することで、直接寄稿の打診ができます。
外部メディアへの寄稿を行うことで、メディア関係者と信頼関係を構築できます。企画と工夫次第で自社サイトのPRも可能です。
積極的に外部メディアへ打診することで、書籍化・自社メディアへの活用など寄稿が可能性を広げられます。
SEO外部対策を確認できるツール
SEO外部対策が上手くいっているかの確認は、ツールを使うことで行うことができます。
SEO外部対策の確認のための代表的なツールは以下の三つです。
- Google Search Console
- Majestic SEO
- Ahrerfs
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleが提供する無料の分析ツールです。
Google Search Consoleを使うと、サイトやページごとの検索パフォーマンスや、サイト内の問題などを確認することができます。
外部リンクの獲得数や獲得先も確認できるので、外部対策が上手くいっているかをチェックする際に使えます。
また、不審なサイトから被リンクされていることが分かったらそのリンクを否認することもできます。
Google Search Consoleは、外部対策を進めるうえで、非常に有効なツールです。
Majestic SEO
Majestic SEOも、自社のSEO外部対策の効果を測定できるツールです。こちらは有料です。
被リンク数や被リンクしているドメインの数が円グラフで確認でき、外部対策の質と量が一目でわかるツールです。
競合よりも上位表示をねらう場合、外部対策の効果を具体的な数値で把握して改善する必要があります。そんな時にはこのMajestic SEOを活用しましょう。
Ahrefs
Ahrefsは、自サイトだけでなく他のサイトの外部対策の状況を確認できるツールです。Ahrefsも有料のサービスになりますが、競合分析ができる点が強みです。
他にも、
- Ahrefsがつけた独自のランク
- 被リンクの増減
- 被リンクページ
など、かなり詳しいデータまで確認することができます。
これは、AhrefsのクローラーのアクティビティがGoogleに次いで2位であり、膨大なデータを集積しているからこそ可能な機能です。
本格的にSEO外部対策をする場合、Ahrefsを導入するのも良いでしょう。
実践しましょう!
以上、SEO外部対策について解説しました。
外部対策を実践することで、ページランクの向上やインデックスの促進が期待できます。
また、良質なコンテンツを作成し、関連サイト同士で紹介サイトを作成することで効果的に外部対策が可能です。
今回の記事内容を参考に、SEO外部対策を実践してみてください。
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