SEO徹底ガイド

2022/09/14

SEO(検索エンジン最適化)
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「 10年前はブログを書くだけで上位に表示されたが、最近は全く効果がでなくなっている」

「月に数万円の予算をかけて管理しているが、いまいち成果が見えづらい」

こういった悩みはありませんか?

SEO対策は非常に奥が深く、専門家でさえ、間違いない!という正解が分からないと言われています。商材によって必要な対策が異なるため、なおさら成果をだすことが難しく感じるはずです。

この記事では、上位表示されるために必要なSEO対策と、それに必要なツールを紹介しています。

最後まで読んで参考にし、集客を向上させましょう。

SEOとは?検索エンジンに向けたコンテンツ対策

SEOとは”Search Engine Optimization”の頭文字をとった総称で、検索エンジン最適化と呼ばれています。

Googleはたくさんあるコンテンツの中から、ユーザーの悩みを解決できる良質なコンテンツを「クローラー」を使って探しています。

そのクローラーが見つけたコンテンツが、良質なコンテンツであると判断するための対策がSEOと考えていいでしょう。よく言われているSEO対策というのは、メディアやコンテンツが検索されたキーワードで上位表示されるための対策です。

自社のサービスや製品を知ってもらう、欲しいと思ってもらうことが目的であれば、SEOは非常に有用な施策になりますね。

SEOが必要な理由|検索順位のデータから読み解く

日本の検索流入は、検索順位1位(13.94%)と10位(1.32%)は10倍の差があります。

検索順位 クリック率(%)
1 13.94
2 7.52
3 4.68
4 3.91
5 2.98
6 2.42
7 2.06
8 1.78
9 1.46
10 1.32

参考:https://www.seoclarity.net/mobile-desktop-ctr-study-11302/

「1位と10位を比べるからではないか」と感じるかもしれませんが、1位(13.94%)と2位(7.52%)とでは、2倍近い差があることを考慮すると、検索順位の影響が理解できますよね。

ユーザーはいち早く答えを知りたいため、一番早く表示されるページを開きます。また、検索画面にページ内の切り抜きが表示されているパターンもあります。

このように、悩みを早く解決したいユーザーは、「1位のページで悩みを解決できなかった」もしくは「とても惹かれるタイトルだった」でなければ2位以下のコンテンツは表示されにくいのです。

専門知識を必要とするSEOですが、webに精通していない企業がブログやサイトを運営するのは難しいのでしょうか。

すぐにでも実践・活用できる情報をまとめていますので、参考にしてください。

 

検索順位1位になるために重要な3つのSEO対策

SEO対策を実施しようとすると果てしない数のSEO対策がありますが、この章では難易度が高すぎない対策を3つご紹介させていただきます。

  1. コンテンツSEO
  2. 内部対策
  3. 外部対策

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、良質なコンテンツを継続的に作成し、上位表示を狙いたい検索ワードで上位表示を目指すSEO対策です。

1つ1つのコンテンツにスポットを当てたSEO対策で、キーワード・読者ターゲット・コンテンツの質などが該当します。

例えば水道修理にスポットを当てた場合、『水道修理』というKWから「水道修理 トイレ」「水道修理 キッチン」と広げていき、さらにトイレから「トイレ詰まり 道具」「トイレ 水抜き方法」といったように集中していきます。

詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

内部対策

SEO内部対策とは、HTMLタグやリンクなどWebサイト・コンテンツ内部を改善して検索エンジンからの評価を高める施策です。

内部対策をないがしろにしてしまうと、コンテンツを見つけてくれるクローラーがコンテンツの内容を理解してくれず、検索結果の圏外となってしまいます。

どのようなことに気をつければいいか知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

外部対策

SEO外部対策とは主に、他のサイトからリンクを獲得することを指し、被リンクと呼ばれるものです。

外部のメディアが自社のコンテンツを参考や引用元などでURLを提示すると、検索エンジンは良質なコンテンツであると判断し評価が上がると言われています。

どうすると被リンクを得られるのか知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

Googleの考え方を理解しておこう

私たちが普段使用しているネットワークはGoogleが中心であるため、Googleにコンテンツを掲載するのであれば考え方を理解しておきましょう。

『Googleが掲げる10の事実』が根底

Googleはユーザーを第一とした考えである「Googleが掲げる10の事実」を提示しています。

これを見ると、どのようなコンテンツがGoogleからいい評価を受けられるのかというヒントが得られますよ。

SEOに関わる内容は以下の通りです。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. ※以下省略

いかがでしょうか?

それぞれの項目には細かな説明がありますが、これらを見れば、複雑に隠すようなSEO対策は逆に悪影響となると考えられます。

ユーザーを第一とした良質なコンテンツを作成することが、SEOの大前提でしょう。

参考:https://about.google/philosophy/?hl=ja

Google検索品質評価ガイドライン

たくさんあるコンテンツのなかで、ユーザーの悩みを解決するために適している品質を評価するガイドラインがあります。

このガイドラインには多くの項目がありますが、有名で特徴的な2つが挙げられます。

  1. YLYL
  2. E-A-T

この2つは抑えておきましょう。

【YMYL】

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、ユーザーの生活に大きく影響を与えるコンテンツやトピックのことを指し、YMYLジャンルと言われることもあります。

例を挙げると、金融記事(株や仮想通貨)医療系記事(病気や医療器具)など全部で7つのジャンルが存在していて、YMYLに該当するコンテンツは評価が厳しく、難しいジャンルだと言われています。

【E-A-T 】

E-A-Tとは(Expertise:専門性、Authority:権威性、Trustworthiness:信頼性)の総称であり、コンテンツ内の情報が正しいか判断する基準です。

参考や引用元もこの評価基準に当てはまり、コンテンツに使われる情報の整合性が大切にされています。簡潔にいうと、Googleやユーザーがその情報を信用できるかといった評価基準です。

例えば法律についての記事があった場合、「法律が好きな人」より「現役弁護士」の方が情報の正確性や信用を感じやすいですよね。

このように、弁護士や医師が監修に入っている記事というのは、このE-A-Tをクリアするための施策でしょう。

YMYL、E-A-Tをまとめた記事がありますので、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

SEOに必要な3種のツール

SEOを実施していくにあたり、データを収集分析してコンテンツの制作改善をしていくことが大切です。そこで以下の数種類のツールを解説します。

  1. キーワード選定ツール
  2. アクセスデータ管理
  3. 検索順位チェックツール

上記のツールは有料のものがありますが、基本的のはGoogleが提供している以下の無料ツールで十分なデータを集められます。

  1. キーワードプランナー(Google広告)
  2. Googleアナリティクス
  3. Googleサーチコンソール

キーワード選定ツール

キーワード選定ツールは検索ボリュームや関連ワードがわかるツールです。ユーザーが検索をするときは、文章ではなくキーワードを組み合わせて検索しますよね。

コンテンツはキーワードを含めて作成していきますが、検索されていないキーワードを使用しても集客は望めません

そのため、コンテンツを作成するときは、キーワード選定ツールを使用し検索ボリュームや関連ワードを把握するようにしましょう。

キーワード選定について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

アクセスデータ管理

アクセスデータ管理として一般的なツールがGoogleアナリティクスです。

データを元に、コンテンツに流入してきた年代や端末など、多くのデータからリライトや集客層の修正をしていくために使用します。(※リライトとは、記事の修正・訂正・情報の更新・書き直しを行う作業のことです。)

検索順位が決まる要因として、「離脱率」「滞在時間」「モバイルユーザビリティ」などが挙げられます。これらの情報を集めるためにはアクセスデータ管理ツールが必要です。

検索順位チェックツール

Googleサーチコンソールといった検索順位や流入キーワードなどのデータが得られるツールを活用しましょう。

過去に投稿したコンテンツの表示順位が上昇しないことが分かれば、なぜ検索順位が上がらないのか、どうすれば上がるのか分析できます。

また、サーチコンソールで得られるデータは以下の通りです。

  1. インデックス(検索登録)されたコンテンツの検索順位
  2. コンテンツが表示されたキーワード
  3. 検索画面に表示された回数からクリック率

順位は高く検索画面には表示されているのに、コンテンツへの流入が少ないのは「タイトル」「メタディスクリプション」が原因だと分析できます。

データ 検索順位(位) クリック率(%)
平均 1 13.94
自社コンテンツ 1 7.00
①約6%のユーザーが他の記事に流れてしまっている。

②他の記事の方が有益だと思われてしまっている。

※あくまで一例です。

また、狙ったキーワードではないキーワードからの流入が増えているのであれば、そのキーワードに合わせたリライトの実施が効果的です。

このように、検索順位チェックツールは発信後のコンテンツの改善に役立つツールです。過去のコンテンツをそのままにせず、分析改善して上位表示をめざしましょう。

定期的な書き直しで検索順位up

極端な言い方ではありますが、過去のコンテンツをリライトすることで検索順位が上がりやすいです。

検索画面をみてみると、表示されているコンテンツの大半は発信または変更された日時が表示されています。

その日時からわかるように、最近発信または変更された記事の方が過去のコンテンツより上位に表示されているようです。

これは、常に新しい情報に更新される近年において、過去に発信したコンテンツが情報価値を失っている可能性が疑われ、最新の記事の方がよりユーザーの悩みを解決できると判断されていると考えられます。

リライトする上で確認するべきコンテンツのデータは大まかに以下の通りです。

  1. コンテンツの検索順位推移
  2. 流入ユーザー情報や端末
  3. 表示されている情報は最新のものか、または間違っていると証明された情報ではないか
  4. コンテンツの表示(読み込み)スピード
  5. 狙ったキーワードのボリューム推移

上記のデータを定期的に確認し、リライトして上位表示を狙いましょう。

しかし、コンテンツがさまざまなGoogleの評価基準を受け、検索順位が安定するのに約3ヶ月と言われています。

インデックスされてからすぐにリライトを行っても効果がない場合がありますので、インデックスされたらしばらくデータが貯まるのを待つといいでしょう。

まとめ

Googleが定めるSEOの項目は261項もあり、全ての対策を講じるのは容易ではありません。

そのため、コンテンツを発信するときに大前提におくべきは、ユーザーの利便性の向上です。

さまざまなデータから、ユーザーが求めている情報に修正していくことでGoogleからの良い評価を受けられ検索上位に表示されます。

今回の記事を参考に、これから作成する、またはインデックスされているコンテンツのSEO対策を実行し更なる集客を狙いましょう。