Tiktokはスマートフォン向けの動画シェアサービスです。若年層をターゲットにしたサービスで、動画広告を配信を行うことでリーチを高めることができます。
特に自社認知のない層へのアピール度は抜群で、興味関心を持ってもらうことでユーザーはサービスの比較検討を行います。つまり、新規顧客獲得を狙えます。
今回は、そんなTiktok広告の種類、メリット、目的、出稿方法を解説します。自社でTiktok広告を効果的に運用する方法をご紹介します。
目次
Tiktokとは?
Tiktokはスマートフォン向け短時間動画プラットフォーム。音楽に合わせて15秒~10分の動画を作成・編集・加工し、共有ができるサービスです。
実際に撮影する際には「0.5倍速撮影」「2倍速撮影」など速さに変化をつけたり、アプリ内の特殊効果を用いて様々なバリエーションの動画を作れます。
Tiktokの利用者層と月間アクティブユーザー
Tiktokは10~20代の若年層を中心に利用者が増えています。10代女性のTiktok利用率は50.3%、20代以上の利用者も増えつつあります。
他方、40代の層でも利用者が出てきたこともあり、平均年齢層は34.15歳と幅広い年齢層に利用されています。Tiktokの月間アクティブユーザー数は公表はされていませんが、ByteDance日本法人によると、日本では950万人、世界では10億人を突破しています。
Tiktokの広告の種類
Tiktok広告にはいくつかの種類があり、目的やターゲットに合わせて使い分ける必要があります。
そこで、それぞれの種類ごとに特徴を見てみましょう。
TopView・起動画面広告
TopView・起動画面広告はTiktokのユーザーが画面を開いたときに最初に表示される広告。1日2社だけが利用できる広告で、ユーザーなら必ず見る広告になるので、アピール度が強いです。
1日の表示回数は5回までとなっており、ユーザーがそれほどストレスを感じないで見られるようになっています。
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インフィード広告
インフィード広告は、投稿と投稿の間に表示される広告。5〜15秒間表示されます。インフィード広告の特徴は、コンテンツにうまく溶け込んでいるため、自然な流れで見てもらえます。
「いいね!」「コメント」「シェア」も行え、新規層へのアプローチ、多くのユーザーへのリーチが可能です。
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ハッシュタグチャレンジ
ハッシュタグチャレンジ広告では、設定したハッシュタグに関連した動画を作成し、投稿を促します。ハッシュタグチャレンジ広告の特徴は、ユーザー自身に拡散してもらい、気が付かないうちに売り込みを行えることです。
広告であるとの感じがないため、嫌悪感も抱かれにくく、高いエンゲージメントの獲得が期待できます。
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ブランドエフェクト
ブランドエフェクトは、2Dや3D、ARなどを活用しながら、企業が独自のデジタルエフェクトを制作し、ユーザーに参加してもらう広告。ブランドのシミュレーション体験、没入体験、具体的な楽しみ方を提供でき、ユーザーに行動を起こしてもらうようにします。
特にハッシュタグチャレンジ広告とブランドエフェクトを組み合わせた時のエンゲージメント率は181%にもなるケースもあり、高まる傾向にあります。
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Tiktokの広告フォーマット
Tiktok広告のフォーマットの種類は以下のようになっています。
- 9:16縦型動画
- 1:1スクエア動画
- 16:9横型動画
- 1200×628横長画像
- カルーセル(スクエア・横長画像)
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Tiktok広告を出すメリット
Tiktokに広告を出すメリットは以下の通りです。
- 多くの年齢層に認知される
- リアルな行動に繋がりやすい
- 広告の好意度が高い
多くの年齢層に認知される
Tiktokの利用者の中心は10代から20代の若年層ですが、最近は年齢層の幅も広がってきました。
そのため、より多くの年代の見込み顧客へのアプローチが可能です。TikTok広告を見て、サービスを利用しようという人が出てくる可能性があります。
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リアルな行動に繋がりやすい
Tiktok広告を見たユーザーが、実際に公式サイトを訪れたり、計画外の購入を行うことがあります。およそ71%の購入者が広告経由で意図せず購買活動を行ったというデータもあります。
つまりTiktok広告はリアルな行動に繋がりやすいのです。短く、飾らない広告を配信し、潜在層にアプローチができます。
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広告の好意度が高い
広告は、押しつけがましいものは好まれません。
その点、TikTok広告はスクロールでスキップが可能で、見たくなければスルーできます。この気軽さが、TikTokというサービスの好意度に繋がっています。
つまり、ユーザーは気に入った広告のみを見ることになります。自社の訴求したいターゲットに合わせた広告作成がCVを高める要因となります。
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Tiktok広告出稿の目的
まず広告出稿では、目的を明確化することが大事。
どのようなターゲットにどのような訴求ポイントでアピールするかを考えていきます。その際にポイントになってくるのが、自社の強みや弱み、課題などを見つけ出し、競合分析もしながら、自社の特徴を正確に掴むことが重要です。
その結果、自社のアピールポイントがわかったら、広告で打ち出してみましょう。強みや課題を確認することで、どう広告で訴求するかが見えてきます。
これで広告の目的が明確化され、具体的なTiktok広告の作成に進みます。自社のフェーズに合わせた広告運用をし、これらの層のリーチを高めていきます。
セーフリー
自社や競合分析はこちらの記事でご紹介しています。
Tiktokで広告を出す方法
Tiktok広告の出稿の仕方は以下の通りです。
- 広告アカウントの作成
- 広告主審査を受ける
- 支払い情報を登録
- 各種設定・作成をする
広告アカウントの作成
Tiktokで広告を出稿する場合は、まず広告アカウントを作成します。
TikTok For Businessの公式サイトを開いて、画面下の「今すぐ作成する」を選択します。
次に、メールアドレスか電話番号で本人確認を行い、会社名や業界情報などを入力すれば、広告アカウント開設の完了です。
広告主審査を受ける
アカウント作成後、「ビジネス情報」を選択し、広告を出すサービス、または会社のURL、住所、課税情報などを登録しましょう。
これで広告主審査が始まります。
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支払い情報を登録
Tiktok広告の支払い方法には、手動決済と自動決済があるので、どちらかを選びます。それぞれ以下のような決まりがあります。
手動決済 | 広告配信前に費用を前払い |
自動決済 | 広告を配信すると、その金額が自動的に決済される |
各種設定・作成をする
支払い方法が選べたら、各種設定・作成をします。
下記のような設定です。
- ピクセルの設置
- イベントの設定
- オーディエンスの設定
- 広告キャンペーンの作成
- 広告セットの作成
- ダイナミック広告の設定
- ターゲティング
- 予算の設定
- 広告の作成
- 広告の審査を受ける
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Tiktok広告を制作するコツ
Tiktok広告を制作する際は、押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- コンテンツの邪魔にならないように作る
- 最初の数秒でインパクトを与える
- 音楽を利用する
コンテンツの邪魔にならないように作る
Tiktok動画の閲覧中に配信される広告がコンテンツの邪魔になってはいけません。広告色の強いものが表示されると、ユーザーはすぐにスキップします。
コンテンツによく馴染み、違和感のない広告を作ることが大切です。そのポイントはいくつかありますが、まずスマートフォンなどのモバイル機器に最適化されたTiktokでは、縦長比率の動画広告を出稿します。
PC用の横長の題材をTiktokに出稿する場合は、高さが足りない部分にテロップを設けたり、ブランドロゴを表示させたりすれば、埋め合わせができます。
次にコンテンツとそん色のないレベルにするのがポイント。動的効果、アクション、振り付け、BGMなども活用しながら、コンテンツから広告に移動してもすっきり入れるようにしておくといいです。
人気インフルエンサーの活用などもおすすめ。ブランドやサービスにあったインフルエンサーに登場してもらうことで、コンテンツとの間のギャップが消える場合もあります。
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最初の数秒でインパクトを与える
すぐにスルーできるTiktokの広告。
広告の動画と音声が面白くない、コンテンツに合致しないとなれば、ユーザーは即スルーされます。
そうなれば、広告効果も出せません。ユーザーにしっかり見てもらうためには、最初の数秒でインパクトを与えるのがポイント。
最初の数秒でユーザーの興味を惹き、続きを見たくなるような広告を作ることが大事です。
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音楽を利用する
Tiktokに投稿されている動画コンテンツでは、音楽が効果的に使われています。広告を配信する際も、その音楽にマッチするものを組み込みたいもの。
音楽の内容がずれていない動画広告なら、ユーザーも違和感なく見ることができます。
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Tiktok広告で潜在顧客を獲得しよう
Tiktokは利用者が急速に増加しているサービス。
潜在顧客にリーチしリスティング広告等では獲得できない層を増やすためには、ぜひとも広告を出稿しておきたいところです。
Tiktok広告を配信して、リーチを高めてください。なお、Tiktok広告以外にも企業様が利用できる効果の高い広告出稿方法があります。次のような記事を参考に、利用を検討してみてください。