Webサイトを閲覧している際、同じ広告を何度も見た経験がある方も多いのではないでしょうか?
このような広告の中でも、一度閲覧したサイトやサービスの広告表示されるものをリマーケティング広告と呼びます。
しかし、「リマーケティング広告って一体何?」「リマーケティング広告の効果的な導入方法ってなに?」といった疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、リマーケティング広告の概要や活用するメリット・デメリット、効果的な導入方法を解説します。
目次
リマーケティング広告とは?
リマーケティング広告とは、Webサイトを訪問したユーザーに対して、Cookie機能を活用して追いかけ、再度閲覧コンテンツを表示させる広告です。
つまり、一度自社サービスやサイトを見たユーザーに対してのみ再表示することができる広告ということです。
リマーケティング広告は、Google広告やYahoo!広告・インスタグラム広告など、広告媒体によって、管理・運用方法が異なります。
リターゲティング広告との違い
リマーケティング広告と類似した広告手法の一つに、リターゲティング広告が挙げられます。
Google広告で利用する広告名称が「リマーケティング広告」、Yahoo!広告やInstagram広告で利用する名称が「リターゲティング広告」となります。
運営媒体が定めた広告名称が異なるだけで、Cookie機能を活用した追客型広告であることに変わりはなく、どちらも追従型の広告を指します。
そのため、リマーケティング広告とリターゲティング広告には、名称と広告の媒体以外の違いはないと言えるでしょう。
リマーケティング広告を活用するメリット
リマーケティング広告を活用するメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- 見込み客に対して再度アプローチできる
- 費用対効果が高い
- ターゲットを絞り込める
順番にご紹介します。
メリット1:見込み客に対して再度アプローチできる
リマーケティング広告を活用することで一度サイトを閲覧したユーザー、つまりは見込み客に対して再度アプローチが可能です。
一度しか見たことがないサービスの広告では見込み客に対しての効果は低い傾向にありますが、一度見たことのあるサービスの広告を見せることで、商品・サービスを思い出してもらえたりと確度が上がります。
また、同じ広告を見てもらうことでユーザーに認識してもらい、購入を再度検討してもらうことやクリックへのきっかけを作れるでしょう。
メリット2:費用対効果が高い
リマーケティング広告は、基本的にクリックさせることがなければ広告費が発生しないため、費用対効果の高い広告といえます。
例えば、検索連動型広告を出稿する場合、キーワードによって入札価格が異なります。ボリュームの大きいキーワードで広告を出稿すると、クリック数・CV数が少なくとも一定のコストが必要です。
しかし、リマーケティング広告はクリック数に応じて広告費が変動するため、CPAが下がり、効率的に広告運用ができます。
メリット3:ターゲットを絞り込める
リマーケティング広告は、集客戦略やユーザーに合わせてターゲットを絞り込めます。
例えば、自社広告を一度クリックしたことのあるユーザーに対して積極的に広告を表示させる機能があるため、検索連動型広告と比較すると、自社商品・サービスに興味のないユーザーには広告を表示される心配がありません。
また、ターゲットユーザー以外の広告表示を減らすことで、より効率的に広告運用ができるでしょう。
リマーケティング広告を活用するデメリット
リマーケティング広告を活用するデメリットは、大きく分けて以下の2つです。
- ブランドイメージが低下する恐れがある
- 既にCVしているユーザーにも広告が表示されてしまう
順番にご紹介します。
デメリット1:ブランドイメージが低下する恐れがある
リマーケティング広告は、サイトを閲覧したユーザーに対して何度も広告を表示させられますが、何度も表示できるが故にユーザーの中には不快に感じるケースがあります。
そのため、優良顧客に対しても不快感を与えてしまい、ブランドイメージが低下する可能性があるでしょう。
できるだけ不快感を与えないようにリマーケティング広告を運用する場合は、「フリークエンシーキャップ」を設定しておきましょう。
フリークエンシーキャップとは、同じユーザーに対して広告を表示する回数を制限できる機能です。表示される回数を決めることで不快感を与えることなくアプローチが可能です。
また、同時に見込みの薄いユーザーのクリック率を減らせるため、費用対効果を高められます。
デメリット2:既にCVしているユーザーにも広告が表示されてしまう
リマーケティング広告は、一度サイトやページを閲覧したユーザーに広告が表示されるため、既にCV(コンバージョン)しているユーザーにも広告が表示されてしまう可能性もあります。
既に商品の購入やサービスの利用をしているユーザーに対して広告が表示されてしまう分、デメリット1と同様に不快感を与えてしまうことがあるため、広告を表示させる回数は多くすれば良いというわけにもいきません。
既にCVしたユーザーは除外したり、表示回数の設定は詰めて決めるようにしましょう。
リマーケティング広告の効果的な導入方法
リマーケティング広告の効果的な導入方法は、以下の3つです。
- 出稿するプラットフォームを定める
- 広告の種類を決める
- CV済みのユーザーを除外する
順番にご紹介します。
出稿するプラットフォームを定める
リマーケティング広告を効果的に運用するためには、自社に最適なプラットフォームの選択が必要です。
リマーケティング広告に対応しているプラットフォームは、Google広告やYahoo!広告などの検索エンジンをメインとする広告やTwitterやInstagramなどSNSを中心としたリマーケティング広告も存在します。
ターゲットユーザーや取り扱う商品・サービスに適したプラットフォームを選択することで、リマーケティング広告の効果を高められるでしょう。
広告の種類を決める
リマーケティング広告を出稿する際は、最適な広告種類の選択が必要です。
リマーケティング広告の種類は、大きく分けて以下の4つあります。
- 標準リマーケティング
- 動的リマーケティング
- 検索広告向けリマーケティング
- 動画リマーケティング
自社Webサイトに訪問したことがあるユーザーに対しては標準リマーケティング、自社で配信している動画を視聴したユーザーにアプローチしたい場合は動画リマーケティングなど、目的やターゲットによって選択するリマーケティング広告の種類が異なります。
そのため、ターゲットユーザーや目的、予算に合わせて広告の種類を決めると良いでしょう。
CV済み(成約済み)のユーザーを除外する
効率的にリマーケティング広告を運用するには、CV(コンバージョン:サイトで設定したゴール)済みユーザーを除外するのが重要です。
一度CVしたユーザーが広告をクリックしても広告費は発生します。
また、自社で商品・サービスを購入したことがあるユーザーは、広告をクリック率が高いにも関わらず、CV数が低い傾向にあります。
そのため、よりリマーケティング広告の費用対効果・効率を高めるためには、CV済みユーザーを除外しておきましょう。
まとめ
以上、リマーケティング広告の概要や活用するメリット・デメリット、効果的な導入方法を解説しました。
リマーケティング広告は見込み客に対して再度アプローチできるため、CV数を高められるでしょう。
取扱商品・サービスやターゲットユーザーに合わせてリマーケティング広告を出稿するプラットフォームを選択し、CV済みのユーザーを除外することで、効果的な運用が可能です。
しかし、取り扱い商品やサービスによっては、リマーケティグ広告が適していないことがあります。下記記事では、YouTube広告やリスティング広告の活用方法もご紹介しています。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
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