マーケティングとしてのウィンザー効果!第三者の評判の重要性

2021/11/24

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自社商品やサービスの顧客を獲得するに、様々な場面でウィンザー効果が利用されています。

しかし、「ウィンザー効果ってなに?」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。

そこで本記事では、ウィンザー効果の概要やマーケティングで活用するメリット、事例を解説します。

ウィンザー効果とは?

ウィンザー効果とは、第三者による口コミを介して間接的に商品・サービスの情報を知ることで、信用度が増す心理効果のことです。行動経済学の一つで、ビジネスだけではなく日常生活でも用いられています。

例えば、興味のある商品について、販売元が情報を発信する場合と実際に商品を使用した人の情報では、後者の方が信頼されることが多いです。

また、作家アーリーン・ロマノネスによるミステリー小説のセリフに「第三者の評価が最も効果を得られる」と表現したことから、ウィンザー効果と呼ばれています。

ウィンザー効果が注目されている理由は?

ウィンザー効果がマーケティングとして注目されている最大の理由は、ビジネス面で活用しやすいからです。

事業者が自社商品・サービスの紹介を実施するよりも、WebやSNS上の口コミを増やした方が信頼感を高められます。

近年は商品・サービスの価格だけでなく、顧客体験が重視されています。そのため、ウィンザー効果で商品・サービスの印象や信頼感を高め、購買数だけでなく顧客満足の向上も期待できます。

また、Googleマップを中心としたMEO対策においても顧客からの口コミが重要視されています。顧客からの口コミがない店舗はGoogleから評価を得づらく、他の顧客も客観的に評価を確認できないためです。

そのため、MEO対策の一環としても積極的に顧客からの口コミを獲得していく必要があるでしょう。

ウィンザー効果をマーケティングで活用するメリット

ウィンザー効果をマーケティングで活用するメリットは、大きく分けて以下の3つです。

  • 商品・サービスの印象を高められる
  • 消費者インサイトにアプローチできる
  • 取扱う商品・サービスの信頼感が増す

順番に解説していきます。

メリット1:商品・サービスの印象を高められる

ウィンザー効果をマーケティングで活用すると、自社商品・サービスの印象を高められます。

企業が個人に商品の特徴や評判を伝えたとしても、顧客に与えられる印象は限られています。しかし、購入や利用を考えている商品・サービスが、第三者から良い評判を獲得している場合、購入意欲の向上が期待できます。

顧客間の評価だけではなく、タレントが商品のアンバサダーに就任している場合やインフルエンサーがサービスを紹介することで、商品・サービスの印象を高められるケースもあるでしょう。

このように、顧客からの口コミやアンバサダー・インフルエンサーによる評判は、購入前から商品の印象を高められるため、マーケティング活動最大のメリットと言えるでしょう。

メリット2:消費者インサイトにアプローチできる

ウィンザー効果を活用して商品やサービスのマーケティング実施する場合、消費者インサイトへ効果的にアプローチが可能です。

消費者インサイトとは、消費者が無意識に感じていることや動機のことを指します。日常生活で消費者が行う行動は95%が無意識で、5%しか意識していないと言われています。

ウィンザー効果を活用して、第三者からの口コミや評判を消費者に感じてもらうことで、購入したことや目にしたこともない商品でも、良い印象を与えられるでしょう。

そのため、無意識の内に自社商品・サービスの購買を促し、売上アップが見込めます。

メリット3:取扱う商品・サービスの信頼感が増す

商品・サービスを購入予定の顧客に、第三者からの良い口コミや評判を確認してもらうことで、信頼感を高められます。

基本的に顧客は、企業が自社商品・サービスに対して高い評価で紹介していても「自分の会社で取り扱っている商品だから、良く言うのは当たり前なのでは?」と考えるでしょう。

しかし、商品やサービスを褒めても得がない第三者が良い口コミを発信していれば、高い信頼に繋がります。

同じ商品紹介でも、企業と第三者が紹介するのでは信憑性に大きな違いが生まれるため、積極的にウィンザー効果を活用すると良いでしょう。

ウィンザー効果を活用したマーケティング事例

続いては、ウィンザー効果を活用したマーケティング事例を3つ紹介します。

  • 口コミを活用したマーケティング
  • 第三者による発信
  • アンケート収集やモニター調査

順番に解説していきます。

口コミを活用したマーケティング

ECサイトに投稿されている口コミやSNS上の評判などは、ウィンザー効果を活用した代表的なマーケティング事例です。

例えば、初めて購入する商品でも、多くの購入者が良い口コミを投稿していれば、安心して購買まで進めてくれます。一方、どれだけ顧客が気になっている商品でも、投稿されている口コミや購入者からの評判が悪ければ、成約率が著しく低下します。

このように、口コミや評判は顧客の消費行動を強く後押しできるため、積極的に良い口コミの獲得が必要です。ただし、良い評価だけを掲載していても信憑性にかけるため、一定数は悪い口コミ・評判も掲載しておきましょう。

第三者による発信

企業Webサイトや広告の内容は、広告主の主観的な意見が盛り込まれていることが多いため、顧客は客観性の無い内容と感じてしまいます。

しかし、報道機関やマスメディアなど第三者が取り上げる場合、客観的に見た情報を顧客に伝えてくれます。そのため、商品・サービスの信憑性が増し、消費者の購買意欲を刺激してくれるでしょう。

アンケート収集やモニター調査

アンケート収集やモニター調査などは、ウィンザー効果として用いられていることが多いです。

商品紹介のLPやWebサイト上でアンケート結果を取り上げているケースは多く、客観的に数値を顧客へ提示することで、良い印象・信頼を獲得できます。

例えば、新たに発売する化粧品についてもモニター調査を実施し、「使用した人に99%以上が使いやすいと答えています」などを顧客に提示することで、ポジティブな印象を与えられるでしょう。

ウィンザー効果をマーケティングで活用するポイント

ウィンザー効果をマーケティングで最大限活用するためには、以下2つのポイントが重要です。

  • 獲得した口コミやアンケート結果に手を加えない
  • 顧客からの評価を数値化する

順番に解説していきます。

獲得した口コミやアンケート結果に手を加えない

ウィンザー効果のために獲得した口コミやアンケート結果は、手を加えないようにしましょう。

例えば、自社商品に関するアンケート結果で悪い回答が多くても、真実を正しく掲載することが重要です。

操作したアンケート結果を見て商品を購入した顧客からは、口コミ操作をしているのではないかと疑われてしまい、結果的に悪い口コミ・評判が発生するリスクがあります。

集計したアンケート結果の評判が悪い場合は、商品・サービスを改善して再度アンケートやモニター調査を実施しましょう。正しいアンケート結果を公表することで、顧客に良い印象を与えらます。

顧客からの評価を数値化する

アンケートやモニター調査で獲得した顧客からの評価は、必ず数値化しましょう。

ただ顧客から商品・サービスに対する意見を得るだけではなく、「悪い10%・普通20%・良い70%」など、評価を数値に置き換えることで、客観性のあるデータとして使用できます。

自社商品の評価をエビデンスとして提示することで、確認した顧客に納得感を与えられます。

また、モニター調査の数値化を考えている場合は、可能な限り商品・サービスのターゲット層へ実施しましょう。

まとめ

以上、ウィンザー効果の概要やマーケティングで活用するメリット、事例を解説しました。

ウィンザー効果は、ビジネスや日常生活でも利用可能な心理効果です。

特にマーケティングとして活用できることから注目を集めており、第三者からの客観的な意見を提示することで、印象や信頼度を高められます。

また、顧客からの口コミ獲得方法に悩みを抱えている場合は、総合サイトへの出店もおすすめです。

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