QR決済は今や当たり前?QR決済の認知率と利用率をご紹介!

2021/11/02

ビジネス
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近年、QUICPayやPayPay、楽天ペイなど様々なQR決済が登場しているため、活用している方も多いのではないでしょうか。

しかし、「実際、QR決済ってどれくらい利用されているの?」「事業者がQR決済に対応するメリットって一体何?」といった疑問が出てくるでしょう。

そこで本記事では、QR決済の概要や認知率と利用率、消費者と事業者がQR決済を導入するメリット・デメリットについて解説していきます。

そもそもQR決済とは?

そもそもQR決済とは、QRコードを読み取って決済を行うシステムです。

また、QR決済には以下2つの種類が存在しています。

  • 1. ストアスキャン
  • 2. ユーザースキャン

ストアスキャンとは、ユーザーが各種QR決済サービスを立ち上げて、事業者がコードを読み取って決済を行う方法です。

一方、ユーザースキャンとは、事業者側が設置しているコードをユーザーが読み取り、決済を完了させる方法です。

ユーザーとしては、ストアスキャン方式を採用している方が決済までの工数が少ないため好まれる傾向になります。

しかし、決済方式は導入するQR決済サービスによって異なるため、あらかじめ注意が必要です。

主に利用されているQR決済は?

2021年に1月にMMD研究所にて行われたQR決済利用調査によると、下記3つのQR決済が利用されていることがわかりました。

  • PayPay
  • d払い
  • 楽天ペイ

それぞれ、独自のポイント還元サービスを展開しているため、自身が利用しやすいQR決済を選択しましょう。

QR決済の認知率と利用率

様々なシーンでQR決済について耳にすることが増えましたが、実際にQR決済を認知している人、利用している人はどれくらいいるのでしょうか。

先ほどのMMD研究所の調べによると、QR決済の認知率と利用率の調査では約94%の人がQR決済を認知しており、約35%の人が現在利用しているようです。

また、過去に利用した経験がある人も含めると、利用率は50%以上となります。

多くの人がQR決済を認知していることから、今後も様々な店舗やECサイトでQR決済を利用できるようになる可能性が高いです。

さらに、QR決済利用者に向けたサービスはより充実すると予想されます。

消費者がQR決済を利用するメリット・デメリット

消費者がQR決済を利用するメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット 手軽に決済できる
各種キャンペーンやポイントを取得可能
18歳以下でも利用できる
デメリット 通信環境が悪いと利用できない

それぞれ解説していきます。

メリット1:手軽に決済できる

QR決済はスマートフォンでコードを読み取るだけで完結するため、手軽に決済が可能です。

現金を利用する場合、小銭やお札を財布から出して決済完了後にはお釣りを受け取り必要があり、クレジットカードは暗証番号の打ち込みが求められるケースがあります。

このように、現金やクレジットカードでは支払い自体に時間がかかってしまいます。しかし、QR決済はお釣りの心配や暗証番号を打ち込む必要がないため、スムーズに決済が可能です。

メリット2:各種キャンペーンやポイントを取得可能

QR決済サービスを提供している企業の多くが、各種キャンペーンやポイントシステムを展開しています。

例えば、PayPayでは対象の店舗で利用すると0.5〜2%現金が還元されるサービスや、通常よりもお得にポイントがキャンペーンがあります。

現金やクレジットカードの利用では得られないポイントやサービスのため、QR決済を利用するメリットと言えるでしょう。

メリット3:18歳以下でも利用できる

クレジットカードは基本的に18以上でなければ発行できませんが、QR決済はアプリをダウンロードすれば18歳以下でも利用できます。

また、あらかじめQR決済サービスに残高をチャージしておけば、使いすぎる心配もありません。

しかし、クレジットカードと紐づけている場合はQR決済サービスから入金ができますので、注意が必要です。

デメリット1:通信環境が悪いと利用できない

消費者がQR決済を利用するデメリットは、通信環境が悪いとサービスを利用できない点です。

また、利用端末の電源が切れている場合は決済に使用できません。そのため、普段の決済をQR決済に切り替える場合は、支払い端末の通信環境とバッテリー残量に気を配る必要があります。

事業者がQR決済を利用するメリット・デメリット

事業者がQR決済を利用するメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット 新規顧客の獲得
インバウンドに対するサービスの拡充
レジ業務の軽減
デメリット 運用にコストがかかる
入金までにタイムラグがある

それぞれ解説していきます。

メリット1:新規顧客の獲得

事業者がQR決済を導入することで、新規顧客の獲得が期待できます。

QR決済の利用者は年々増加しているため、QR決済をメインで利用して現金を所持していない消費者は対応店舗を探して利用する傾向にあります。

そのため、QR決済に対応していなければ、対応店舗に顧客に流れてしまう可能性もあるでしょう。

しかし、QR決済を導入しておけば、一般顧客からQR決済をメインで利用している消費者の獲得が可能です。

メリット2:インバウンドに対するサービス拡充

QR決済の普及は、日本国内だけではなく世界的に広がっています。

QR決済を導入していれば、外国人観光客(インバウンド)に外貨を日本円に両替してもらう必要なく、サービスを利用してもらえます。

そのため、インバウンドに対するサービスの拡充としてQR決済は非常に有効な手段と言えるでしょう。

メリット3:レジ業務の軽減

QR決済を導入することで、スタッフのレジ業務を軽減できます。

従来までのレジ業務は、消費者からの現金受け渡しのミスや金額の点検など、煩雑な作業が多い業務でした。しかし、QR決済を利用することで、現金を渡す金額のミスやレジ点検を行う必要はありません。

QRコードを読み取るだけで完結するため、レジ業務に慣れていないスタッフでも対応できるでしょう。

デメリット1:運用にコストがかかる

QR決済を事業者が利用するためには、初期費用や毎月の運用費用が必要です。そのため、QR決済の利用者数が少なければ、導入コスト自体が無駄になってしまう可能性もあります。

QR決済サービスを提供している会社によって運用コストは異なります。ターゲットとしているユーザーの使用率が高いサービスを導入するようにしましょう。

デメリット2:入金までにタイムラグがある

QR決済は、支払い完了から実際に事業者へ入金されるまでにタイムラグが存在します。

平均して1ヶ月前後が入金までのタイムラグとなるため、すぐに現金を必要としている事業者の場合はデメリットと言えるでしょう。

まとめ

以上、QR決済の概要や認知率と利用率、消費者と事業者がQR決済を導入するメリット・デメリットについて解説しました。

QR決済は今後も利用者数が増えると予想される決済方法です。QR決済を導入することで新規顧客の獲得やレジ業務の負担改善など、様々なメリットが存在しています。

QR決済について興味がある方は、本記事を参考に導入を検討してみてはいかがでしょうか。