眠っているデータを呼び覚ませ!ビッグデータ活用基本の「き」!

2021/07/19

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自社に長期間にわたって貯まったデータをお持ちではないでしょうか?

近年よく見るビッグデータ。ビッグデータとは簡単に説明すると、大量に蓄積されたデータのことをいいます。

もし社内に長期間にわたって貯まったデータ≒“ビッグデータ”をお持ちなら、自社ビジネスを成功させるためにもこれを活用しない手はありません

しかし、「自社で眠らせているビッグデータを活用する理由って何?」「社内データを活用するためにはどうすればいいの?」といった疑問が出てくるのではないでしょうか。

そこで本記事では、企業が眠らせているデータを活用する理由やビッグデータ活用のデメリット・活用方法を解説していきます。

 

企業で眠っているビッグデータを活用する理由

企業で眠っているビッグデータを活用する理由は、大きく分けて3つ存在します。

  • 顧客や市場の調査
  • 品質・サービスの向上
  • 業務効率化

顧客や市場の調査

ビジネスを成功させるためには、自社がターゲットとしている顧客や市場の調査を念入りにする必要があります。

既に持っているデータをもとにターゲット顧客や市場についての調査を行うことで、自社で提供している商品やサービスの状況を明確に導き出すことができます。

また、それらのデータを活用して賞品やサービスだけでなく企業の状況を把握することで、ターゲット顧客や市場の見直し、絞込みもでき、今後の販売・集客施策の展開方法を立案できるでしょう。

そして自社でこれまでに集めてきたデータは、他の企業が持ち合わせていない自社のこれからのために特に必要なデータのため、活用できる最大限の情報となります。

さらに、ビッグデータを活用して顧客や市場の状況を可視化することで、営業情報を簡単に確認できるようになるのです。

品質・サービスの向上

既に持っているデータという情報の見える化を行うことで、これまで把握できていなかったターゲットユーザーのニーズや不満を抱えている点を把握することにもつながります。

ターゲットとしている顧客の顕在化したニーズや不満は今後のビジネスの方向を見直す際にも活用できるため、データをもとにした戦略の立案が可能です。

ターゲットユーザーのニーズに基づいた戦略を展開していくことで、自社商品やサービスの品質向上が見込めます。

また、データを活用した戦略を立案することで、実行までの流れがスムーズになり、ニーズに対して的確な対応が可能になります。

さらに、データに基づいて戦略を立案していることから、ビジネス戦略の検証も可能です。

実行した戦略の結果をこれまで集めたビッグデータと照らし合わせることで、改善の余地を把握でき、次回の集客・営業施策に転換できるでしょう。

業務効率化

自社に蓄積されたデータを活用することで、業務効率化の推進もできます。

データを活用することなくビジネスや集客・営業施策を展開する場合、一から手をつけていく必要があるため、非常に効率が悪いです。

しかしこれまで集めたデータを活用することで、効果のない無駄な業務フローを省き、効果のある部分から業務を実施できます。

そのため、自社にとって必要のない業務フローを省き、最も効果のある部分だけを選択して展開できるでしょう。

眠っているデータを活用する際のデメリット

ビッグデータを活用することで、企業にとって大きな利益をもたらすことが可能です。

しかし、データを活用する際のデメリットも存在します。

眠っているデータを活用する際のデメリットは、大きく分けて以下の2つです。

  • 人的・時間的コストがかかる
  • 部門全体に情報を共有する必要がある

人的・時間的コストがかかる

ビッグデータを活用する際は、人的リソースや時間的なコストが発生します。

今まで貯めてきたデータを活用する際は、活用し始めるまでにより多くの人的リソースと時間が必要になるでしょう。

多くの企業が膨大なデータ保有していますが、活用するまでにコストがかかるためまだまだ実施に至っていない企業が多いのも現実です。

そのため、コストを考えるとビッグデータの活用自体がデメリットとなりえる企業が多いでしょう。

企業がビッグデータを活用する際に人的リソースや時間的コストが弊害となっている場合は、別途データ活用だけの人材を集める必要があります。

さらに、集めてまとめたデータを上手く活用していくためには、データを読み解ける人材が必要です。

データ活用のためだけのコストが発生しますが、効率的に活用していくためには必要経費と言えます。

部門全体で情報を共有する必要がある

眠っていたビッグデータを活用していくためには、データが必要な部門・部署全体でデータ情報を共有する必要があります。

データを必要としている部門・部署に行き届いていなければ、ビッグデータを整理した意味がありません。逆に必要としているデータが情報共有されていない部署にある場合には、さらに工数がかかってしまいます。

しかし、ビッグデータの共有は情報量の多さと振り分け業務の存在があるため、非常にコストがかかる部分となります。

そのため、データ活用だけのチームや部署を新たに作り、データ活用を推進できる環境を作っていくことが重要です。

社内データを上手く活用するためには

社内データを上手く活用していくためには、以下3点が非常に重要です。

  • クラウドやオープンソースを利用する
  • データ活用専門の人材を集める
  • 社内でデータを活用しやすいようにカスタマイズする

クラウドやオープンソースを利用する

社内データを上手く活用していくためには、まず眠っているビッグデータを集め・整理する作業が必要になります。

ビッグデータ活用を始める際、工数としての負担のほとんどがこの集めて整理することにあるといえるでしょう。

そのため、外部のクラウドやオープンソースサービスの利用がおすすめです。

クラウドやオープンソースサービスというと難しく聞こえますが、データベースを外部に持ち、管理することで内部での整理やデータベースを保有する必要がなくなります。

コストが必要にはなりますが、初期費用を抑えながらデータが必要な部門・部署に対してスムーズに共有できます。

また、クラウドやオープンソースサービスを中長期的に活用することで、導入実績とデータ活用実績を積み上げることができます。

積み上げた実績は、自社全体にデータを活用しやすい環境を生むため、良い循環となるでしょう。

データ活用専門の人材を集める

クラウドオープンソースサービスを活用して、ビッグデータを集め・整理する作業が完了するまでにデータ活用専門の人材を集めましょう。

集めたデータを担当部門・部署に共有するだけでは、実際の業務に利用できない場合が存在します。

そのため、実際に活用できるように細かく情報を整理できる人材を集めることが重要です。

社内で情報活用の人的リソースを確保できない場合は、外部から情報活用の人材を集めることも視野に入れておきましょう。

社内でデータを活用しやすいようにカスタマイズする

ビッグデータを活用できる環境が整った後は、社内で活用しやすいようにデータをカスタマイズしていきましょう。

データを必要としている部門や部署によって、欲しいデータやデータの利用方法は大きく異なります。

データ活用専門の人材チームによって、部門・部署ごとにデータをカスタマイズすることで効率的にビッグデータを利用可能です。

まとめ

以上、企業が眠らせているビッグデータを活用する理由やデータ活用のデメリット・活用方法を解説していきました。

運営が長ければ長いほど、企業には様々なデータが蓄積されていきます。

蓄積したデータを活用していくことで、自社で提供している商品やサービスの品質向上・業務効率化の推進が可能です。

活用手順まで説明してきましたが、弊社が提供しているサービスの中ではデータ活用のサポートも行っていますので、手っ取り早く始めたい方はぜひご相談いただけますと幸いです。